リスク管理
HSEリスク管理
当社は、オペレータープロジェクトによる負の影響を最小限に抑えるために、当社HSEMSの運用を通してHSEに関するリスクを特定、分析、評価し、リスクが許容可能なレベルに低減したことを確認した上で事業を実施しています。
また、重大な事故ゼロに向けて、HSEリスク管理を全社的に徹底するための活動の一環として、コーポレートHSEユニットでは全てのオペレータープロジェクトから重大事故災害1につながる可能性のあるリスクおよびその他トップ10リスクの報告を四半期ごとに受領し、リスクがALARPであることを確認するとともに、その要旨を経営会議へ報告しています。
1大規模漏えいによる火災、爆発、毒性ガスの拡散などに代表される複数の死亡・重傷者を出したり周辺環境に深刻な被害を与えたりするような事象
HSE監査
HSEMSが確実に運用されていることを評価するため、監査Uによる定期的な監査に加え、HSE部門ではすべてのオペレーション事業を対象に毎年HSE監査プログラムを策定したうえで、プログラムに基づいたHSE監査を毎年実施しています。
HSE監査は、コーポレートHSEユニットがオペレーション事業体に対して実施するコーポレートHSE監査と、オペレーション事業体が管理下にある鉱場等の拠点に対して実施するオペレーション事業体HSE監査の、2つの階層の監査により構成されています。これにより、HSEMSに係る内部監査を、全ての拠点に対して毎年計画・実施する体制を整えています。2024年度は、操業や建設作業を実施している4つのオペレーション事業体を対象にHSE監査が実施されました。
上記に加えて、当社の長岡鉱場においては、ISO14001で定められる内部・外部監査を実施しています。
また、HSE監査にあたっては、国際的に認証されたIRCAと同等のトレーニングを修了した社内のLead Auditorにより実施されています。