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FY2022

Sustainability Report 2022 (for FY2021)

Sustainability Report 2022 (for FY2021)

人材育成・開発

従業員が長期にわたって当社の事業に貢献し続けることを目標として、エネルギー企業で働く上で必要となるスキルの向上やマインドの醸成を図る集合型研修、海外派遣を中心とした実践型研修、ビジネスナレッジの習得を目指したeラーニングなどを組み合わせたカリキュラムを提供しています。

2021年度は階層別研修の中でもラインマネジメントの支援を特に強化し、全マネージャーに対し部下育成やリーダーシップ、組織力を高めるチームビルディングについて研修を実施しました。若年層には新型コロナウイルス対策を十分に考慮した上で、業務実践型研修として海外事務所実習、海外現場研修の派遣を再開することで、グローバルレベルで活躍できる人材育成に注力しています。

2021年度新入社員研修については、対面研修とオンライン研修を組み合わせて実施し、テレワーク環境下でも同期同士の横のつながりを持てるよう配慮し、社会人の基礎を身に付けることで職場への順応を促しました。また研修後はパルスサーベイを実施し、通年での職場適応を支援しました。先輩社員が精神的サポートを行うメンター制度(入社1年目)及びサポーター制度(入社2、3年目)も定着しています。また技術系社員は専門分野のスキルマップを用いた面談実施などを通じ、次世代を担う若手社員を中長期的視野で育成しています。

キャリア支援としては30歳、40歳、55歳の従業員に対しキャリア研修を実施し、自己内省や経験の棚卸を通じて自律的なキャリア形成を支援しています。

加えて2021年度より、個々人の自己成長や新たなアイデアのチーム発信を促し、従業員同士が自由闊達に意見を言いあえるイノベーティブな組織となることを目指して、「心理的安全性」のセミナーを従業員が講師として開催し、社内普及に取り組んでいます。

2022年度は職務型人事制度導入に合わせ、「自律とリーダーシップ」を育成方針として掲げ研修体系を刷新しました。階層別研修を廃止し、幅広い対象層にリーダーシップ研修を実施します。また、組織の要であるラインマネジメントの支援強化と、従業員一人一人のキャリア自律を促します。若年層に対しては、3年目までの継続的なフォローにより社会人基礎力の習得を徹底するほか、eラーニングなどを通じ基盤スキルの強化・一人一人に適した研修機会の提供を行うことで、個の進化、組織力の進化を目指しています。

心理的安全性セミナーのグラフィックレコーディング[参加者社員作成]

人材育成・開発カリキュラム

「柔軟性」「機敏性」「透明性」を兼ね備えた社員を目指し、個人がキャリア自律の考え方やリーダーシップを習得し(個の進化)、習得したことを組織で実践しチームでの応用力を鍛錬します(組織・機能の進化)。 また双方の進化を後押しするための土台構築を並行し強化します(組織風土改革)。

次世代リーダーの育成

2021年は一般社員対象の選抜型次世代リーダー人材育成プログラム「Breakthrough Leaders Program(BLP)2」を開始しました。このプログラムでは将来の経営を担う変革実行型リーダーの育成及び創出を目指しています。BLPに加えて、2022年には幹部社員対象のプログラム「Advanced Leaders Program(ALP)」を開始する予定です。

また、オーストラリアでも同年よりリーダーの能力開発プログラムを開始しました。チームリードやマネージャー職の約300名が、3日間の研修を通じてリーダーに求められる資質と行動を習得することを目指しています。

2 選抜された社員一人一人のこれまでの経験を踏まえて最大5年間の育成プログラムを策定し、戦略的・意図的かつ短期集中的にタフアサインメント(より高度な業務、リード業務、新しい部署での業務など)の経験を積むことで選抜された社員の加速度的な成長を図るプログラム