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FY2022

Sustainability Report 2022 (for FY2021)

Sustainability Report 2022 (for FY2021)

人事評価・人員配置の仕組み

各事業本部・コーポレート本部の目標を基に設定された組織目標を、従業員が自身の目標に落とし込み、組織としての成果の最大化を図るとともに、その目標を確実かつ効率的に実現するため、自らの年度目標の達成に向けたプロセスを具体的に設定して業務に取り組むことにより、個々の持つ意欲を最大限に引き出すことを目指しています。また、INPEXバリューに基づいた評価をオーストラリア、インドネシアを始め各拠点で導入し、業務を通じたINPEXバリューの発揮度合いを重要な評価基準の一つとしています。これにより、多様な背景や価値観を持った従業員が、当社従業員として持つべき価値観を共有・意識して仕事に取組み、単に個人として成果を出すことに留まらず、組織として成果を出すことを促しています。さらには、年に一度、希望する業務内容や異動希望を申告できる仕組みを設けるほか、2017年度より社内公募制度を導入し、従業員の意欲を引き出しつつ、適切な人材配置と任用につなげるとともに、2021年3月より社内副業制度を導入し、組織や職域を越えた挑戦機会を提供するなど、従業員が自身のキャリアを自ら発掘できる環境をつくり、更なる社内活性化を図る施策を進めています。一方で、個々人の都合により退職を余儀なくされた意欲のある従業員の復職を可能とするため、2020年4月からはジョブリターン制度を導入・整備しています。

また、2019年末から2020年初頭にかけて実施した従業員意識調査(Global Engagement Survey)の結果により洗い出された課題を踏まえ、幹部社員の職務内容の明確化、職責に応じた報酬体系、ラインマネジメントの後任者計画・育成などを目的に、2022年4月より幹部社員を対象とした職務型人事制度を導入しています。

評価制度

当社では行動基本原則で人種、肌の色、性別、性的指向、性自認、年齢などによる差別を行わないことを規定しており、雇用機会の提供に関しても差別禁止の対象となっています。また、賃金については「同一労働同一賃金」を原則としており、一般社員については発揮能力に基づき、幹部社員については職務等級に基づき性別に関係なく賃金が定められています。

他方、近年は全ての職種において女性が活躍しているものの、依然として職種による偏在及び高位の役職に就く女性の割合が低いことから、女性活躍推進に向けて引き続き対応していきます。

役員・従業員共通の価値観(INPEXバリュー)のグローバルな浸透活動

2014年度より継続してINPEXバリューの浸透活動を行っています。社内アンケートを通してバリューパーソンやバリューチーム(バリューを実践している役員・従業員・コントラクター・チーム)の推薦を募集し、上位得票者に対してはインタビューを実施し、イントラネットで公開しています。また、インタビューを受けた中で特に優れた人やチームを投票で選出し、「INPEXバリュー表彰」として表彰するなど、INPEXバリューの更なる浸透を図るためにさまざまな施策を進めています。また、INPEXバリューの浸透度合いは、従業員意識調査にて測定しています。

2021年度インタビュー対象者