Sustainability Report 2022

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Sustainability Report 2022

人事評価・人員配置の仕組み

各本部レベルの目標を基に設定された組織目標を、従業員が自身の目標に落とし込み、組織としての成果の最大化を図るとともに、その目標を確実かつ効率的に実現するため、自らの年度目標の達成に向けたプロセスを具体的に設定して業務に取り組むことにより、個々の持つ意欲を最大限に引き出すことを目指しています。個人の目標設定と振り返りは年に1回のサイクルで実施され、個人の人事評価には目標達成度合いが反映されます。

また、当社グループの全ての役員・従業員共通の価値観となる「INPEXバリュー1」に基づいた評価をオーストラリア、インドネシアを始め各拠点で導入し、業務を通じたINPEX バリューの発揮度合いを重要な評価基準の一つとしています。これにより、多様な背景や価値観を持った従業員が、当社従業員として持つべき価値観を共有・意識して仕事に取組み、単に個人として成果を出すことに留まらず、組織として成果を出すことを促しています。さらには、年に一度、希望する業務内容や 異動希望を申告できる仕組みを設けるほか、社内公募制度により、従業員の意欲を引き出しつつ、適切な人材配置と任用につなげています(本社において、2022年度は公募への応募総数16名に対し、11名が合格し社内異動を実施)。

更に、2021年度からは社内副業制度を導入し、組織や職域を越えた挑戦機会を提供するなど、従業員が自身のキャリアを自ら発掘できる環境をつくり、更なる社内活性化を図る施策を進めています。一方で、個々人の都合により退職を余儀なくされた意欲のある従業員の復職を可能とするため、ジョブリターン制度も整備しています。

また、2020年度には全世界の従業員を対象に従業員意識調査を実施しました。この調査結果により洗い出された課題を踏まえ、幹部社員の職務内容の明確化、職責に応じた報酬体系、ラインマネジメントの後任者計画・育成などを目的に、2022年度より幹部社員を対象とした職務型人事制度を導入しました。

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